週の前半は好天に恵まれ、発掘調査も順調に進みました。
木曜日の雷雨により、金曜の朝はご覧のような状況に。排水を終えてて土が乾くまで、この箇所には入れそうもありません。
調査区の地盤は砂地の部分が多いので、水捌けは良好です。後方の低地が乾く間、ほかの遺構を掘り下げていきます。
週の前半は好天に恵まれ、発掘調査も順調に進みました。
木曜日の雷雨により、金曜の朝はご覧のような状況に。排水を終えてて土が乾くまで、この箇所には入れそうもありません。
調査区の地盤は砂地の部分が多いので、水捌けは良好です。後方の低地が乾く間、ほかの遺構を掘り下げていきます。
今週は調査区の真ん中にあたる、C区とD区の遺構を主に掘り下げました。
D区の東側角の地区から、土器の破片がまとまって出土しました。大形の破片も含まれおり、どういう場所だったのか、さらに調査を進めていきます。
C区では竪穴住居跡が確認されました。奈良時代〜平安時代のものと考えられます。遺物のほかに、焼けた土の跡も見つかりました。今後が楽しみです。
埋設土器のあった河跡(SG2)の下から柱跡や貯蔵穴と思われる遺構が検出されました。写真右側の黒く広がっている遺構は河岸です。遺構は河跡から15m程の範囲に分布しており、河跡から遠ざかるにつれて遺構が希薄になっていきます。
北西側の調査状況です。写真右側の黒く帯状に伸びる遺構は河跡(SG1)です。西側には、シルト層と砂利の地盤が広がっています。河跡すぐそばの安定したシルトの地盤には、柱穴跡や土坑など遺構が分布しています。
写真は柱穴(SK327)の半截状況です。矢印で示した範囲は柱の跡(アタリ)になります。この柱穴跡は、周りに石を組んで、柱をしっかり固定していたことが窺えます。
1001号建物の掘り方を断ち割りました。径30cmほどの柱痕跡(アタリ)が明確に認められました。しかし、確認面からの深さは浅く、この地域が建物のあった時代より数十cmも切り取られ、残念ながら多くの遺構はすでに削り取られたことが明らかとなりました。
今回の調査区は、ぶどう園だったところです。ぶどうの収穫を待って、第二期調査の開始です。
約6メートル幅の細長い調査区の表土を重機で除去していきます。
この区画からは、水道管敷設による撹乱が見られる以外、特別な遺構は検出されませんでした。
RQ46出土状況 ST981から出土した石製の紡錘車です。
RP47出土状況 ST981から出土した須恵器の底です。裏に刻印があります。
A区ST981遺構精査 この竪穴住居跡は、残念ながら西半が道路の下に埋まっています。今週は、遺物を残しながら床面まで掘り下げました。石製の紡錘車や、須恵器の坏・甕が出土しています。
調査の終了した南側に工事用の仮設道路を作っています。
仮設道路の工事の間、遺構の測量を行ないました。
調査区の中央に流れている溝の断面を記録しました。最下層には水が流れていたことを示す砂が堆積していました。上層には砂と泥が交互に堆積しています。
遺物が土坑から出土したようすです。須恵器の坏や壷、甕、土師器の坏などの種類が見られます。
遺跡の広がりが確認されたことから、B区の拡張がはじまりました。拡張した面積は、約1,000㎡です。
今週から上大石家という新しい調査区の発掘を開始しました。どんなものが出るか楽しみです。
先週お伝えした遺構から伸びている溝を検出しました。どうやら配水用の溝のようです。
われらが頼もしい作業員さんたちです。秋も近づいていますが、まだまだ暑い日が続くので小まめに休憩をしています。
木枠井戸の現在の状況です。木枠がしっかり組まれているのが見て取れます。
柱穴の完掘作業を行っています。700基程あった遺構があっと言う間に掘りあがっていきます。