調査区(F区)の西半分は、表土掘削が終わり、土嚢積み、排水溝掘りも終わったところです。
基準となるグリッド杭を5m四方に打っているところです。
河川跡の調査状況です。土の堆積をみるためにアゼを残しています。
河川跡の掘り上がった状況です。ところどころに流木がみられました。
残してあった遺物を取り上げ、さらに掘り下げを行っています。
先週に引き続き今週も、斜面から多くの土器や石器が出土しています。
蛇行している溝を堀りました。中世の陶器の破片が出ました。この溝の下にも溝があるようです。
先週、お伝えした土器や炭のまとまる箇所を4cmほど下げたところ、再び土器が大量に出てきました。
2枚目の写真のアップです。土器と一緒に細長い四角い石が出てきました。両者がどういう関係にあるのかはまだわかりません。
地形測量が終わり、重機による表土除去が始まりました。
道が狭く大型の重機が入れないため、小型の重機を使います。
重機が入れない場所は、人力で掘り下げを行います。
比較的広い平場で、1mほどの大きさの穴が4つ並んで4列、計16個見つかりました。
現在、天王遺跡では遺構を確認する作業を進めています。遺跡には溝が数本走っていますが、それらは出土遺物からいくつかの時代があるようです。
調査区北東部分にに幅10mほどの大溝が確認されましたが、そこから漆器椀の破片と果物の種が出土しました。
平安時代の溝跡の掘り下げ状況です。調査が進むにつれ、今次の調査範囲では縄文時代の遺構が多くを占め、平安時代に属するものは少ないようです。
一辺が2.5m程の方形の掘り込み穴で、小型の竪穴住居跡と思われますが、時代については特定できません。平安時代の溝跡のすぐそばに位置しています。
径2m、深さ80cmを測る円形をした掘り込みです。白い粘土や砂の塊りが混ざっている状況から、人為的に埋められたものと考えられ、写真の左方向から土が投げ込まれた様子がわかります。
遺構が見つかった状況です。東西方向の大きな溝と南北方向の溝の間には、柱穴がたくさん見つかりました。
井戸跡の平面図を作成している様子です。
井戸跡の周りをさらに掘り進めると、井戸につながる溝跡が確認されました。
A区南東隅の土坑から、縄文土器(深鉢)の底部と思われる破片が出土しました。底面には製作時に付いたと思われる敷物のあとがくっきりと付いています。
調査区南側の遺構検出を行っています。背後に見えるビニールハウスはさくらんぼ畑の雨よけハウスです。遺跡の周りにはさくらんぼ畑が多く、これから最盛期を迎えます。
遺構検出を終了し、調査区南側から遺構の調査に着手しました。いよいよ本格的な発掘調査の始まりです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research