調査も終盤です。通路になっていて調査できない部分を最後に掘っています。土器が逆さまになった状態で出土しました。
墨書土器です。「作」の字が確認できます。
全ての遺構の調査が終了しました。
最後にラジコンヘリで空中から写真撮影を行いました。
発掘に使った機材をトラックに積み込んで撤収します。
出土した板碑を囲んで記念写真です。
調査にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
来年度の2次調査をお楽しみに。
前期調査に引き続き、後期調査区からも井戸が検出されています。底面から縄文土器片(晩期)が出土しました。
C区の中央西側で掘立柱建物跡が検出されました。3間×1間の建物になるようです。
堤屋敷遺跡の東半部の完掘状況です。写真手前の赤いラインにSD溝跡、緑のラインがたくさんの遺物が出土したSD大溝跡です。
大溝跡(SD205)の遺物の出土状況です。
大溝から出土した木製の鍬(くわ)になります。三つに分かれている部分が耕耘で使う刃の部分で、柄をはめ込む一辺1.5cmほどの穴が開いています。
大溝跡の東側では、漆器の碗が出土しました。碗は良好な状態で残っており、内面に赤い漆が塗られているのが確認できます。
重機による表土除去を終えて、調査区の壁面の整形を行いました
月曜日の大雨で、調査区が水没してしまいました。
水中ポンプでの排水が終わった後は、柄杓やスポンジを使って水を取り、遺構の中をきれいにします。
横板を使って組んだ井戸跡の、井戸枠をはずした状況です。
縦板を並べて組んだ井戸跡の中から、井戸枠の補強に使ったと考えられる木材が出土しました。しっかりとほぞを作って組んでいます。
先週お伝えした貯蔵穴とは違う遺構の断面です。土の堆積から埋められた可能性があります。
墨書された土器が出てきました。解読が難しい文字です。
木組状の遺構をギプスとウレタンで固定し、取り上げを行いました。なお、取り上げには東北芸術工科大学に協力してもらいました。
調査区を東西に切った断面を撮影しました。赤線から上の部分は、炭や遺物が多く出土する層です。黄色い線は、平安時代よりも新しい時期の溝跡です。
調査区西側の溝の残り部分から、土器がまとまって出ています。
A2区の全景です。道路の左側が土塁です。
地山を削りだした平場や溝などが見つかりました。
21日に調査説明会を開催しました。
出土した遺物の説明に、地元の小学生(寒河江市立醍醐小学校5・6年生)も熱心に耳を傾けてくれました。
時折雨の降るあいにくの天気でしたが、約140人の方に参加していただきました。ありがとうございました。
16日現地説明会を行いました。寒い中ながらもたくさんの質問が飛び交いました。天王遺跡は19日をもって調査を終了しました
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research