井戸跡の底からほぼ完全な形の土器が出土しました。
寄って撮影した写真です。
調査する地面を平らにするために、水糸を張って定規で高さを測りながら、慎重に削っていきます。
平らに削りあがった状況です。地面のコントラストがはっきりと見て取れます。
陥穴の掘り下げを行っています。深さが1メートル程なので掘る作業も大変です。
陥穴を完掘した状態です。先週もお伝えしたようにとても幅の狭い陥穴で、川内袋遺跡では11基程が見つかっています。
溝跡を掘りきった時の写真です。斎串らしきものや箸が出てきました。なお、写真の一番奥の壁の上の層が黒くなっていますが、これは墨や土器が集中する遺構の名残りです。
調査区全体を西から東に向かって撮影しました。1枚目の写真の溝が手前に見えます。先週お伝えした何本も平行して走る溝も写真中央付近にあります。
調査区を深く掘ったところ自然木が出てきました
土塁脇の調査区の調査が終了しました。写真右上の部分が土塁です。
土塁に直交する溝が見つかりました(写真中央)。
溝は土塁にぶつかる部分で途切れていました。土塁と同時期、または土塁が作られた後に溝が掘られたと考えられます。
土層の観察から、新旧2時期の溝があることがわかりました。掘りなおされた新しいほうの溝から、石塔が出土しました。
板碑・宝篋印塔(ほうきょういんとう)・五輪塔(層塔?)が出土しました。
左の板碑は60センチ程の大きさです。
寒河江中央地区農免農道整備事業の概要はこちらからどうぞ。
天王遺跡では柱穴が多数確認されています。順次記録をとっていきます。
この井戸枠は、深さ数十cmありそうです。
縄文時代後期の住居跡を掘り下げています。住居内から土器が多く出土しました。
住居跡の土器の出土状況です。縄文土器の文様の特徴から約3000~3500年前の縄文時代後期後半に属するようです。
9月21日に調査説明会を開催しました。当日、30℃を越す暑さの中、おいでいただいた皆さんに感謝いたします。
調査もいよいよ終盤を迎え、現在調査区南側の古墳時代の下層面を掘り下げています。
古墳時代の下層面では畑のうねと思われる溝状の遺構が検出されました。
調査区南側で検出された古墳時代の浅い土坑ですが、全面に炭が認められ、火を炊いた跡と考えられます。
先週クルミの収穫状況をお伝えしましたが、現在洗って乾燥しているところです。これからセンターの様々な活動に利用されることでしょう
4区の南側で検出した東西へと伸びる大溝(SD205)です。先週お伝えした溝跡と同じように内耳土鍋やすり鉢、石臼等が多く出土します。
21日(金)午後から、現地で調査説明会を行いました。地元の米沢市の皆さんを始め、約20名の方に参加をいただきました。
今週も排水作業からのスタートとなりました。
井戸跡から、木の枠と多くの土器が出てきました。
これから慎重に掘り進めていきます。
遺構から潰れた状態で土器が確認されました。
復元できそうです。
溝跡から古銭が見つかりました。
磨耗が著しく、文字ははっきりとは読めませんでしたが、
「元」という文字は確認できました。
遺構の掘り下げをしています。土の色を観察しながら慎重に掘り下げていきます。
陥穴を掘りました。深さが約90cmで幅が約30cm程のとても狭い陥穴です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research