調査区の壁面が乾燥し、崩れるのを防ぐため、ブルーシートで養生し、
さらに土のうを壁面沿いに積み上げました。
遺構検出状況の写真を撮影しました。
調査区内で、黒色土が広がっている区域が確認できます。
この範囲からは土器片や炭化物が多数出土しています。
写真撮影後、黒色土の範囲を,土層観察用のベルトを設定し、少しずつ掘り下げました。
多数の土器片や炭化物が混じっているものの、明確なプラン(遺構の形)が見えてこないため、
今後集中的にこの遺構の精査を行います。
未加工の石刃です。
刃渡りの長さを調べるために定規を置いています。
遺構の白線も多くなりました。どんな営みが行われていたのでしょうか。
縄文時代の土器や石器です。
土器の文様から県内では数少ない早期(約6,000年前)のものと思われます。
2区の中央部付近から、いくつかの石器や土器が出土しました。
2区の地層を調べるために、壁沿いにトレンチを掘りました。
地層を調べると、2区は、ひとむかし前は田んぼであったり、湿地が広がっていたり、
洪水などで土砂が積もったりしていたと考えられます。
調査区の表面を、丁寧に薄く削ることによって、土の色や質の違いがはっきりします。
むかし掘られたあなの跡などが見えてきます。
また、土器や石器が顔を出すことがあります。
調査区南東部分の遺構検出作業を行っています。
最低でも5条以上の溝が見つかりました。
それぞれ、流路や堆積した土に違いがみられます。
溝の一部を試し掘りしました。
断面を観察すると、2条以上の溝が重なり合っていることとや、溝に堆積した土の状態、深さがわかります。
調査区(3区)の西壁南端にかかる、竪穴状遺構の断面図を作成しました。
調査区(4区)の溝跡(SD60)を先週に引き続き、ベルトをはずしたところ、土師器坏などが出土しました。
ラジコンヘリによる空中写真撮影を行うため、調査区(3・4区)の面整理を行い、当日に備えました。
ラジコンヘリによる空中写真撮影を行いました。
写真はラジコンヘリから送られてくる、画像を確認しながら、カットを決めていきます。
全員で調査区の周りの草の除草作業をしました。
三連休中の降雨により、シートで保護した遺構にも、雨水が入ってしまいました。
丁寧に遺構から水をかき出します。
今週も遺構から多くの古銭が出土しました。
まだまだ土の中には多くの古銭が眠っているのでしょうか。
まとまった雨が降ると、水捌けの悪い調査区は、あっという間に水没していまいます。
この日は、排水ポンプで水を抜いた後、土を乾かしてから作業に取り掛かりました。
今週は、調査区全体の壁の清掃から作業を行いました。
遺跡全体の土の堆積状況を確認したあと、必要な土層部分の撮影、断面図の作成を行います。
A区の中央に位置する河川跡と溝跡の調査に取り掛かりました。
まずはトレンチを設定し、どの程度の深さがあるか確認していきます。
A区とB区の間を流れる用水路に、カルガモ親子がいました。
溝状や土坑状の遺構を掘りました。
土色の変化を見ながら慎重に掘り進めています。
素焼きの土器が出土しました。
焼き具合等から近世のものと思われます。
一見、古代の土師器とよく似ていますね。
D-1区の竪穴住居内に土坑があり、その底面に焼土が見られ、土器が発見されました。
C-1区では、石組の土坑を深く掘り下げました。
先週は、堀底にある石敷きなどを出しました。
写真は週末にある現地説明会に向けて準備が完了したところです。
週末に現地説明会を行いました。
80人以上の方に参加していただきました。
現地説明会で、出土した遺物の説明をしているところです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research