新たに出土した遺物です。
黄色の土中に埋まっていますので、表土で見つかった遺物より古いものと考えられます。
西側斜面です。
黒い部分が旧地形の谷です。
表土を削ると地面の色が違うのが分かります。
調査区3・4区に隣接する農道を重機により掘削をしました。
調査区(5区)の面整理を行いました。
調査区(5区)の検出写真を撮影しました。
竪穴住居、溝などが検出されました。
竪穴住居の掘り下げを開始しました。
土師器片などが出土しています。
これまで見つかった遺構と同じように白い火山灰や黒い炭が混入した、
長く伸びる土坑(どこう)状の遺構(SK003)が見つかりました。
当遺跡で見つかる遺構の約1/3で、この火山灰が確認されています。
土坑SK003から、煮炊きに利用された,土師器(はじき)の甕(かめ)が見つかりました(写真は土器の内側)。
壊れた状態ですが、全体を復元できそうです(底は写真の下側)。
丁寧に取り上げてみると…
破片(土器外面)をよく観察すると、つまみのようなものがついていました。
写真はつまみを横から撮影したものです。
おそらく、同じつまみがもう一個あり、現在の鍋のように両手でつかんでいたと考えらえます。
川跡(SG02)断面の写真撮影を行った後、断面図を作成しました。
川底から出土した遺物の出土状況を撮影し、遺物番号を振りました。
綺麗な完形の土師器碗が出土しています。
出土位置を記録した後、遺物を取り上げます。
もろくなっているため、壊さないよう周囲の土を細かく取り除きながら慎重に行います。
晴天の下、調査B区のラジコンヘリによる空中写真撮影を行いました。
空から八反遺跡を見た様子です。
方角は手前が北となり、調査B区、奥、南側がA区です。
A区の遺構精査も順調に進んでいます。
今週は、大小多くの土坑跡の精査を行いました。
今週は、新たにC-2区・C-3区の遺構を検出し、精査を始めました。
C-2区には大小の土坑・柱穴や河川跡と思われる遺構が確認できます。
C-3区の東側(写真奥)には、最近まであった建築物のコンクリート基礎が深くまで残っています。
確認できる遺構の数も少ないです。
8月1日より作業員が4名増員になりました。
連日、35℃を超える猛暑の中、熱中症に注意しながら頑張っています。
西区の調査を終了し、埋戻しました。
猛暑日が続き、すっかり夏の空です。
東区の表土剥ぎを始めました。
遺構確認面の状況が気になります。
1区の地層の重なり方を調べるために、調査区の西壁に沿ってトレンチを掘りました。
南側は、10世紀以降とみられる川が流れていることがわかりました。
1区の南側の川跡の隣を薄くけずっていくと、土器片などが出てきました。
1区の土器片が出てきたところの近くから、壊れた磨製石斧とみられる遺物が出てきました。
1区の写真です。
この調査区からは、過去に川が流れていたり、水田を作るときに大きく掘り込まれていたりしていたことがわかりました。
遺物が出てきたところは、それらの影響が少なかったところでした。
午後から行われる説明会に向けて、準備を行いました。
25日午後2時から発掘調査説明会を行いました。
一時は、雨の心配もありましたが、無事行うことができました。
写真は遺構説明の様子です。
出土遺物の説明の様子です。
平日でしたが、28名の方に来ていただきました。
ありがとうございました。
掘立柱建物跡(SB25)の平面図作成を行いました。
トータルステーションという計測用の機械で、遺物の出土した場所のデータをとります。
これまでより深い面から出土した石器です。
記録やデータをとるまでこのままです。
根の跡が黒く残っています。
このような後世に混ぜ合わされた土層を「攪乱(かくらん)層」と呼んだりします。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research