「村山地方」カテゴリーアーカイブ

山形城三の丸跡10次(6月25日~29日)


先週に引き続き、壁(ベルト)部分掘り進めました。
写真は掘った土を堀の外へ運び出しているところです。


堀跡に設定したベルトを掘り進めているところです。


堀の覆土から、アワビと思われる貝類も出土しました。
すでにカルシウムが粉末化しており、丁寧に持ち上げないと壊れてしまいます。


清水西遺跡(6月18日~22日)


石器を作った時の破片(フレーク)と考えられるものが表土から出土しました。


地面に散水し、遺構を見やすくします。
すぐに乾いてしまうので定期的に撒きます。


今週は台風の通過に備えて、フェンスが飛ばないように重しをつけているところです。
安全のために念には念を入れます。


田向2遺跡2次(6月18日~22日)


調査区(3区)西側から掘立柱建物跡(SB36)を検出しました。
写真は、検出写真を撮るための準備をしています。


写真は掘立柱建物跡(SB36)の柱跡の検出写真です。
柱跡から遺物は出土していませんが、中世期に建てられたものと、考えられます。


調査区(3区)の土坑(SK53)から、少し欠けていますが、土師器坏(はじきつき)が、出土しました。


八反遺跡2次(6月18日~22日)


A区の南北、東西に延びる2本の溝跡に関する遺構精査を行っています。


砥石(といし)が出土しました。表面はとてもスベスベしています。
同じ溝跡の中から、他にも2つの砥石を確認することができました。


写真のように、比較的大きな石が積み上げられた状態で現れた部分があります。
目的があって積み上げられたものなのか、どこまで石が広がるのか、
この先の調査も楽しみです。


蝉田遺跡(6月18日~22日)


表土を掘り下げたところ、北側(写真右側)が深くなることがわかりました。
深い所では約150cm掘り下げています。
沼地だったのでしょうか?


少しずつ、遺構が見つかっています。
土の色・硬さ等の状態の違いを観察しています。
遺物が見つかる場所には遺構もあるようです。


以前、紹介した河川跡の続きを確認できました。
蛇行しながら東西方向に流れているようです。


山形城三の丸跡12次(6月18日~22日)


壁際を溝状に掘り下げました。土層を観察し、遺構確認面を見きわめるためです。


写真の箇所では、レンガ等を含む礫層がさらに下に続いています。
比較的新しい時期に部分的に深く掘り起こされ埋め戻されたようです。


埋め戻された土には様々なものが混じっています。
この場所には昭和30年頃まで刑務所が建っていました。その頃の器でしょうか。


清水西遺跡(6月11日~15日)


今週も調査区の平面をきれいに出すところから始めます。
地山を傷つけないように丁寧に草を除去します。


トレンチを掘っている間に出土した石器です。
未加工の石刃と考えられます。


出土した遺物を主任が説明しています。
作業員の皆さんも興味津々で聞き入っています。