「村山地方」カテゴリーアーカイブ

森の原遺跡3次(9月3日~7日)


2区の北側にある河川跡から、915年に十和田火山が噴火した際に降ってきたと考えられる
火山灰が出てきました。


火山灰が降り積もった河川跡で、火山灰層の直下から、
平安時代のものと思われる土師器のカケラが出てきました。


今週は、調査区全体の空中撮影を行うため、2つの調査区の清掃を行いました。


調査区全体の空撮を行いました。
発掘調査は、まもなく終了です。


八反遺跡2次(9月3日~7日)


A区の遺構精査を進めています。
数多くの遺構があるため足元に気をつけながら掘り進めています。


写真は井戸跡とみられる遺構です。
1mほど掘ったところから、薄い板状の木製品が出てきました。


100m以上にも及ぶ溝跡を一斉に掘り進めています。
どの位の深さになるのでしょうか。


山形城三の丸跡12次(9月3日~7日)


残土置き場の都合で残していた、東区北側の表土を剥ぎました。


北(写真左)側の削平は浅く、褐色土の層が残っていました。
遺構や撹乱の土色変化がよく見えます。


面整理中に漆の被膜を検出しました。
木製の器に塗られていたものが、剥げたか、土の中で木質だけが腐ってしまったようです。


山形城三の丸跡11次(9月3日~7日)


B-2区の全体写真です。
一輪車のあるあたりに縦に白い砂地が見られます。
河跡か溝跡でしょうか。


D-2区の竪穴住居跡の下層の河跡から多量の土器のかけらが出てきました。
表面にある波の模様がおしゃれです。


B-3区の全体写真です。
道路沿いに石組の丸い遺構が発見されました。
炉の跡でしょうか。


C区の埋め戻しの作業風景です。
街中の発掘調査では、狭い調査区を掘っては埋め戻す作業を短期間に繰り返します。


森の原遺跡3次(8月27日~31日)


現在の調査面を一段掘り下げて、遺構の有無を確認しました。
土坑や木倒痕などが見つかりましたが、全体的に遺構は希薄のようです。


湿地跡よりも古い河川跡の掘り下げを行いました。
火山灰が堆積していたり、須恵器片が出土していることから、
平安時代の河川跡の可能性があります。


蝉田遺跡(8月27日~31日)


土坑(SK009)から出土した土師器です。
形や大きさなどから10世紀頃と推測されます。


遺構検出が今週で終わりました。
写真は調査区の北東部分を撮影したものです。
土を観察する限り、木が倒れた痕跡や、自然な土の堆積が多く、
遺構は少ないことがわかりました。


遺構検出後、遺構精査(遺構掘り)を開始しました。
SK001という大型の土坑を調査しています。堆
積した土を観察するため、長軸・短軸方向で畔を残して掘り下げを行っています。
観察の結果、土坑がもう1基(SK009)存在することがわかりました。