P-2区を完掘しました。狭い調査区ですが、北側から竪穴住居の跡が見つかりました。
P-3区の南半分からは建物の跡が見つかりました。
今後の調査に期待です。
M-3区では下層の調査を行いました。
近世の遺構が見つかった層の約80cm下から古代の遺物が出土しました。
ふるさと考古学講座「凹石の秘密をさぐろう!」が、8月2日(日)にセンターで開催されました。
最初にスライドを観ながら、くぼみ石の特徴、用途などについて説明していきます。
特徴を理解してもらったところで、まずは自分専用のくぼみ石を作ってもらいます。
軟らかい凝灰岩製の丸い石に、硬い頁岩製の剥片をぐりぐりと押し付け回転させながら削り、くぼみを作ります。軟らかいといっても石は石、すぐに完成とはいきません。なかなか地道な作業でしたが、みなさん立派なくぼみ石を完成させました。
製作したマイくぼみ石と石錐を使い、ヒモキリ、ユミキリ法で、石・木・陶製勾玉など色々な物に穴をあけてみました。
ヒモキリ法は、くぼみ石で錐の軸を押さえる人、ヒモを引く人、二人一組での共同作業。押さえる力、ヒモを引く力加減に慣れ息が合ってくると、みるみるうちに穴があきます。同じ方法で火起こしにも挑戦しました。
今回使ったくぼみ石・石錐と、縄文時代の遺跡から見つかったくぼみ石・石錐の使用痕跡とをよく見比べてみました。同じかな?みなさん自分の手で製作・実験を行い、しっかりとくぼみ石の秘密を解き明かせました!
夏休みこどもミュージアム企画展『土器ッとタイムトラベラー ~まいぶんセンターってどんなとこ?』を開催しています。
山形県内の遺跡から見つかった昔のひとたちの道具を、近代から旧石器時代へと、順にさかのぼりながら見学できます。どんな風に変わっていくかな?まいぶんセンターの仕事の様子も見て回れます。
また体験コーナーでは、土器との背くらべ、昔の火起こし、スケッチなどが楽しめます。
夏休みこどもミュージアムのスタンプラリーでは、センターオリジナル粘土細工をプレゼント!
※スタンプラリー企画の詳細は、県やまがたアートラインHPをご確認ください→やまがたアートラインHP
期間:平成27年7月21日(火)~8月21日(金)
時間:9:00~16:00
場所:山形県埋蔵文化財センター(地図)
休み:土・日・祝日
料金:無料
この夏はぜひ埋文センターへおこしください!
平成27年度 山形県埋蔵文化財センター公開講座『~歴史遺産ウォーキング~行ってみっべ!掘ってみっべ!山形城ぶらり旅』が開催されます。
《チラシPDFデータ》
当センター職員の案内で、山形城跡や関連する施設を歩いて巡ります。また、発掘調査中の現場見学や、山形城三の丸跡発掘調査現場にて、短時間の発掘体験も行う予定です。
みなさまの参加をお待ちしております。
日時:平成27年9月27日(日)9:00~16:30
対象:小学校5年生以上の方(小学生は保護者同伴)
定員:30名※応募多数の場合は抽選となります。
参加費:無料
持ち物:歩きやすい服装・靴、昼食(外食可)、飲み物、雨具等
集合場所:山形市霞城公園
申込方法:講座名と参加者全員の【氏名・年齢・郵便番号・住所・電話番号】をご記入のうえ、ハガキ・FAX・Eメールのいずれかの方法でお申込み下さい。
締め切り:8月28日(金)必着
※お申込みいただいた方には、9月上旬頃、全員に結果を郵送いたします。また、参加が決まった方には併せて詳細をお送りします。
【見学予定地】
・山形城本丸跡調査現場
・山形城三の丸跡調査現場
・最上義光歴史館など
【備考】
・歩く距離・・・5km程度
・歩く時間(見学・発掘体験・休憩を除く)・・・約2時間
問い合わせ・申し込み先
(公財)山形県埋蔵文化財センター 総務課企画情報室
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023‐672‐5301 FAX:023‐672‐5586
mail:yac@yamagatamaibun.or.jp