堀南岸で見つかった胴木とその周辺に散布する礫の前後関係を確認するために、トレンチを設定しました。
馬出部分の遺構検出作業を実施しました。右側の灰色の部分がガラス片等の出土する近代の溝です。近世の遺構は大半がこの溝によって壊されているようです。
土橋部分は先週の雨で一部が崩落してしまいました。安全のために土橋上から掘り下げを行なっています。杭に番号を書いた荷札を付けました。
堀南岸で見つかった胴木とその周辺に散布する礫の前後関係を確認するために、トレンチを設定しました。
馬出部分の遺構検出作業を実施しました。右側の灰色の部分がガラス片等の出土する近代の溝です。近世の遺構は大半がこの溝によって壊されているようです。
土橋部分は先週の雨で一部が崩落してしまいました。安全のために土橋上から掘り下げを行なっています。杭に番号を書いた荷札を付けました。
山形考古学会50周年記念研究大会が開催されます。
日時:令和4年10月15日(土)
会場:山形県生涯学習センター 遊学館 第1研修室
資料代:500円
※申込は不要です。どなたでも参加できます
開場・受付:9:30~
開会行事:10:00~10:10
基調講演:10:10~11:10
『山形考古学会50周年の歩みと山形県の発掘成果』
山形考古学会顧問 佐藤庄一氏
特集『山形県の縄文研究の最前線』
11:20~12:00、13:00~15:00
※各報告の詳細は実施要項を確認ください
討論:質疑:15:10~16:00
【問い合わせ先】
山形考古学会創立50周年記念大会事務局
植松携帯電話:090-7669-2774
今週の前半は7区南側の遺構検出作業を行い、後半から遺構精査を開始しました。
検出作業が終了すると、全景写真を撮影しました。
必要に応じて、遺構全体を段下げして再確認したり、半截する作業をしました。検出された遺構は概ね近世のものですが、古代の遺物も出土しており、慎重な検討が必要です。
今週も遺構の検出を続けています。厚い堆積層を薄く削り下げていきます。
今週の作業区からは遺物が比較的多く出土し、平安時代のお椀などが見つかっています。
大きな金峯石を搬出した後、南側の堀の下層を掘り下げました。土層の堆積状況を記録するため、矢板側を幅1mほど掘り残しています。
堀の底面は、南端の胴木から2mほど平坦な範囲があり、その北側から急角度で深くなります。急傾斜面の始まる付近が乱杭を密に打ち込んでおり、しがらみ状の枝が確認されました。
二の丸大手馬出の土橋が検出されるなど想定外の重要な発見があったことから調査期間が延長になりました。調査事務所の賃借を延長できなかったため、別の場所に移転します。
東調査区も埋戻しが完了しました。学校の引っ越しも完了し、校舎の改修工事を待つばかりです。
グラウンドに置いていた残土はきれいになくなりました。写真奥は夏休みが明けて授業が始まった仮設校舎です。
グラウンドに敷いていた鉄板を撤去しています。撤去後グラウンドを整備し、現地調査終了です。
旧石器調査区では、石器が出土する地層下部の掘下げが続きました。雨でぬかるむ地面を掘下げていきましたが、まだまだ石器が出てきます。
C区北での遺構精査が終盤になってきました。調査を行う日程も、残り少なくなってきました。
東北大学の鹿又喜隆先生が、学生や院生をともなって現場見学に訪れました。あいにく、豪雨の翌日だったため、旧石器調査区は泥に覆われていて見学しにくかったのですが、遺跡が立地する地形などに興味を示されておられました。
令和4年度 山形県埋蔵文化財センター普及啓発事業
『遺跡体感ツーリズムin左沢楯山城跡』を開催します。
中世の動乱期に、交通の要所に築かれた左沢楯山城跡、約1kmのコースを歩いてめぐります。
大江町の発掘調査で出土した遺物の見学も行います。
みなさまの参加をお待ちしております。
チラシ(PDF)
日時:令和4年9月25日(日)9:00~12:00
定員:約20名 ※先着順
参加費:無料
持ち物:歩きやすい服装・靴、飲み物、雨具等
集合場所:楯山公園駐車場
申込方法:講座名と参加者の【氏名・年齢・郵便番号・住所・電話番号】をご記入のうえ、電話・FAX・Eメールのいずれかの方法でお申込み下さい。
締め切り:9月9日(金)※定員に達し次第締切ります
問い合わせ・申し込み先
(公財)山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023‐672‐5301 FAX:023‐672‐5586
mail:yac@yamagatamaibun.or.jp
堀の下層を調査するため、南北方向に並んで出土した大きな金峯石(きんぼういし)を移動式のクレーンで吊り上げました。一番大きなもの(長軸100cm程度)で重さは1トン近くありました。
調査区外の離れた位置から吊り上げる必要があり、隣接する裁判所や市役所の屋上をはるかに越える高さまでブーム(竿部分)を伸ばして石を搬出しています。
搬出した石は、調査区向かい側の鶴岡公園敷地に置いています。石の大きさを間近で感じられるだけでなく、石を割るために彫られた「矢穴(やあな)」など当時の加工の痕跡をくわしく観察できます。
東調査区の調査も終了し、最後に屋上から全景を撮影しました。調査区右上の深い部分が七ツ蔵の堀跡です。
安全のため、写真を撮った直後には埋戻しが始まりました。埋まるのはあっという間です。
発掘器材を運び出して調査終了です。調査にご協力いただいた関係機関の皆様、作業員の方々にお礼申し上げます。