「2022(R4)年度」カテゴリーアーカイブ
鶴ヶ岡城跡第4次(7月19日~22日)
鶴ヶ岡城跡第3次(7月19日~22日)
山形城三の丸跡第23次(7月19日~22日)
北向遺跡第3次(7月19日~22日)
水林下遺跡第3次(7月11日~15日)
フェーン現象による酷暑の中での作業となりました。C区北では、引き続き遺構の精査を行いました。
大きな土坑が発見されました。その土坑の上には、縄文時代中期初頭の北陸系の土器(約5,500年前)とくぼみ石、すり石が出土しました。土坑は縄文時代の土坑と考えられます。まだ、何のために掘られた土坑なのかは、わかりません。
旧石器の調査区でも、引き続き石器が出土するⅥ層の掘り下げを行いました。
旧石器の調査区では、立正大学准教授・下岡順直さんによる、自然放射線や宇宙線の被曝総量を測ることで、土器などの土製品・岩石などの年代測定を行う熱ルミネッセンス用の試料採取が行われました。水林下遺跡では、旧石器が出土したⅥ層を中心に試料を採取し、堆積層の年代を明らかにすることを目的としました。
鶴ヶ岡城跡第4次(7月11日~15日)
鶴ヶ岡城跡第3次(7月11日~15日)
西調査区で見つかった堀の上層部分を重機で掘り下げました。ここから約1mほど人力で掘り下げる予定です。
東調査区でも、先週お伝えした新しい大溝を重機で掘り下げました。現地表から4~5mの深さで、本来の堀の堆積土が現れました。堀底はここからさらに数十cm下になると思われます。掘り出した土は、手渡し、ベルトコンベア、一輪車等を駆使して運び出していきます。
堀の堆積土から岩牡蠣の殻が見つかりました。
山形城三の丸跡第23次(7月11日~15日)
今週は5区南側の遺構検出作業を主に行いました。一部近現代に攪乱を受けていましたが、北側と比較すると遺構の残存状況は良いようです。
5区南側は、近世の遺構の残存状況は良好なようです。5区北側で検出された方形の石組遺構と同様のものとみられる遺構も検出されました。来週から遺構精査作業を始めるので、どのような遺構なのか判明するでしょう。
北向遺跡第3次(7月11日~15日)
調査区の東端からは同じ大きさの穴が同じ間隔で見つかっています。これは建物の柱の跡ではないかと考えています。
調査の最後は深掘りし、地層を確認することでその土地の成り立ちを調べました。砂と石、粘土の層が何回も重なっており、近くを流れる村山高瀬川の洪水によるものと考えられます。