昨年発掘ができなかった調査区の清掃と遺構検出を行いました。
今年はどんな出会いがあるのか、楽しみです。
新しい調査区の表土を除去しています。
重機が入れない場所から遺物が多く出土しており、人力で掘る必要がでてきました。
表土除去が終わり、調査区の壁を清掃しました。
ようやく発掘現場らしくなってきました。
10区での遺構検出作業です。
丁寧に薄く土を削ると、埋められた黒褐色の土色変化を確認することが出来ます。
12区の遺構検出作業状況です。
昨年度の調査でも一部検出していたのですが、大きな掘り込みが重複しているようです。
11区の遺構検出状況です。
大きな比較的新しいL字状の掘り込みが見つかりました。
旧地権者の方のお話から、戦時中の防空壕と思われます。
検出面を掘り下げて下層の確認をおこないました。
砂の層の下に黒い土の層があり、この層から土器片が多く見つかりました。
下層から見つかった川跡を掘り下げています。
調査区北東から南西方向に向かっているこの川跡の上に、石組の遺構と大型土坑がありました。
遺構の掘り下げは4週目を終え、梅雨の合間を縫って順調に進んでいます。
北側の一角で井戸が見つかりました。
穴の中に縦板組の井戸枠が顔をのぞかせています。
窯の底には、直線的に割れた土器が敷き詰めてられており、排水溝として利用していたものと考えられます。
今まで性格不明だった遺構が、県内ではほとんど類例のない、地下式の須恵器窯であることがわかりました。
窯底からはたくさんの須恵器が出土しています。
2ヶ月間続いた調査も今週で終了です。
調査に携わった皆さんのご協力に感謝いたします。
1区の北東側を削り始めました。
土色の違いから、遺構を検出していきます。
小さなピットや溝跡などが見つかっています。
見つかった遺構は順次掘り下げていきます。
雨の合間を縫って記録作業を行っています。
竪穴住居跡の中から見つかった土坑の掘り下げを行いました。
掘り下げていくと土師器の坏が4つ見つかりました。
(公財)山形県埋蔵文化財センターでは、夏休み期間中に体験活動を含めた特別企画を開催します。主にお子さんが対象ですが、大人の方でも楽しめます。
リーフレット(PDF)
期日:平成28年7月19日(火)~8月19日(金)【土・日・祝日は休み。】
時間:午前9時~午後4時
会場:(公財)山形県埋蔵文化財センター
調査開始日にトラックから器材をおろし、発掘の準備を整えました。
今年度、新たに調査する5区の試し掘りを行いました。
遺跡が現れるまでの深さを確認しています。
バックホーで10区の表土を剥ぎました。
かつてアパートが建っていた場所ですが、それ以前はタクシー会社の本社(兼)営業所があった場所でもあり、その頃の建物の基礎が多く残っていました。
重機で表土を剥いた後に地面を削って、遺構を見つけていきます。
委託業務で基準点を設置してもらいました。
調査区や遺構の測量をするとき、正確な位置や標高を記録する基となります。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research