
先週に引き続き、壁(ベルト)部分掘り進めました。
写真は掘った土を堀の外へ運び出しているところです。

堀跡に設定したベルトを掘り進めているところです。

堀の覆土から、アワビと思われる貝類も出土しました。
すでにカルシウムが粉末化しており、丁寧に持ち上げないと壊れてしまいます。

掘立柱建物跡の柱穴を半分に掘っているところです。
今回の調査区において、掘立柱建物跡は、先日お伝えした土器が出土した柱穴群とともに、2棟確認されました。

雨の中、竪穴住居跡の掘り下げを行いました。
十字にベルトを残し、4つの区画に分け、土層を観察しながら掘り下げていきます。

竪穴住居跡の完掘後の写真です。
南東部(写真左上)から土器がまとまって出土しました。
石組や焼土が見つかり、その場所にどうやらかまどがあったようです。
建物の年代は、一緒に出土した土器の形状から、奈良・平安時代のようです。

石器を作った時の破片(フレーク)と考えられるものが表土から出土しました。

地面に散水し、遺構を見やすくします。
すぐに乾いてしまうので定期的に撒きます。

今週は台風の通過に備えて、フェンスが飛ばないように重しをつけているところです。
安全のために念には念を入れます。

調査区(3区)西側から掘立柱建物跡(SB36)を検出しました。
写真は、検出写真を撮るための準備をしています。

写真は掘立柱建物跡(SB36)の柱跡の検出写真です。
柱跡から遺物は出土していませんが、中世期に建てられたものと、考えられます。

調査区(3区)の土坑(SK53)から、少し欠けていますが、土師器坏(はじきつき)が、出土しました。

A区の南北、東西に延びる2本の溝跡に関する遺構精査を行っています。

砥石(といし)が出土しました。表面はとてもスベスベしています。
同じ溝跡の中から、他にも2つの砥石を確認することができました。

写真のように、比較的大きな石が積み上げられた状態で現れた部分があります。
目的があって積み上げられたものなのか、どこまで石が広がるのか、
この先の調査も楽しみです。

表土を掘り下げたところ、北側(写真右側)が深くなることがわかりました。
深い所では約150cm掘り下げています。
沼地だったのでしょうか?

少しずつ、遺構が見つかっています。
土の色・硬さ等の状態の違いを観察しています。
遺物が見つかる場所には遺構もあるようです。

以前、紹介した河川跡の続きを確認できました。
蛇行しながら東西方向に流れているようです。

今週は面整理を主に行いました。
土が乾きすぎないように、削る部分だけブルーシートを開けて作業を行います。

週の半ばは台風に備え、ブルーシートを抑える土のうの数を増やし、調査区の保護を強化しました。

壁際を溝状に掘り下げました。土層を観察し、遺構確認面を見きわめるためです。

写真の箇所では、レンガ等を含む礫層がさらに下に続いています。
比較的新しい時期に部分的に深く掘り起こされ埋め戻されたようです。

埋め戻された土には様々なものが混じっています。
この場所には昭和30年頃まで刑務所が建っていました。その頃の器でしょうか。

今週から新たにC区の一部が発掘に入りました。
重機で表土を削っています。

D区。台風の接近に備え、シートで遺構を覆っています。

C区、遺構の検出状況です。

堀に土層の断面を見ることができる壁(ベルト)を設定しています。

写真撮影と図面作成が終了したベルトは順次掘り進めていきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research