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上の寺遺跡(7月17日~7月20日)


D区の下段の平場の遺構がほぼ掘り上がりました。柱穴と考えられる遺構が多く見つかっています。

慈恩寺の北東にある箕輪という集落に続く道です。「箕輪道(みのわみち)」と呼ばれています。
調査事務所から調査区まではこの道を数分かけて歩いていきます。
今回の調査原因となった農道は、この箕輪道にほぼ沿った形で建設されます。


矢馳A遺跡第4次(7月17日~7月20日)

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先週の続きで川の跡(SG772)を掘っています。この川の跡の下には、別の時代に流れていたと考えられる、さらに大きな川の跡が検出されています。土の変化に注意しながら慎重に掘り下げています。

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川の跡(SG772)からは須恵器が数点出土しています。この須恵器の破片には、墨で「中」という字が書かれていました。

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川の跡(SG772)を完掘しました。


興屋川原遺跡第4次(7月17日~7月20日)

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A区は低湿地であるため、木製品の保存状態が良いようです。平安時代の斎串(ゆぐし)が出土しました。他に曲げ物の底板や、木材片も出土しています。

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A区で検出された溝跡です。覆土に十和田aと推測される灰白色火山灰が混入していることや、出土遺物から、10世紀前半頃の溝跡と見られます。

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鋤簾(ジョレン)による面整理。今週から面整理作業に入りました。