
先週重機で表土を剥いだ7区でも作業を開始しました。
まずは調査区の壁を綺麗に整えます。

7区に危険防止のための柵と看板を設置しました。

9区の遺構精査は終盤に入り、各遺構の完掘を行いました。

西のM-3区の遺構検出状況です。
後世の攪乱(カクラン)が北側に大きく入っていますが、南側は良い状態で残っていました。

M-3区も遺構の調査を始めました。

東のP-3区です。
遺構の掘り下げや記録作業など、さまざまな作業を行っています。

今週も6区の東側のクロボク土層の掘り下げを行いました。

クロボク土層の下部から、押型文(おしがたもん)土器や沈線文(ちんせんもん)土器など、約7~8千年前にあたる縄文時代早期の土器片が出土しました。

クロボク土層の下部から、早期の土器片以外にも、石の矢じりが出土しました。

6月30日には、霞城学園高校の生徒と教員の方々が、発掘調査の見学にいらっしゃいました。みなさん実際の調査にふれながら、興味津々で調査員や教員の話しに聞き入っている様子でした。

半截した遺構(土坑)の堆積状況の写真撮影を行いました。

写真撮影後、断面図の作成を行いました。

調査区(2区)南西隅に位置する包含層の掘り下げの様子です。
写真手前の箸を挿した位置から土器片が出土しています。

7月7日は七夕。
今年もセンターの玄関には笹飾りが登場しました。

笹と飾りがサラサラ揺れて、とても涼やか。
つるされた短冊には職員のみなさんの様々な願い事が書かれています。
どうか叶いますように!
平成27年度ふるさと考古学講座「凹石の秘密をさぐろう!」が開催されます。

チラシ《PDF》
縄文時代の遺跡からよくみつかる凹(くぼみ)石。その名の通り丸い石の中心に、ポッカリとくぼみのあるシンプルな石器です。
シンプルが故に謎である、この石器の正体とは・・・?
本講座では、山形県の遺跡から出土した凹石を観察し、どんな使い方ができるかを考え、実際に凹石を製作し使用してみます。
みなさまの参加をお待ちしております。
日時:平成27年8月2日(日)13時~16時
対象:小学校4年生以上
定員:30名(先着順)
参加費:無料
場所:(公財)山形県埋蔵文化財センター
(山形県上山市中山字壁屋敷5608番地) 地図
持ち物:上履き、筆記用具、メモ帳、汚れてもよい服装
申し込み方法:参加者全員の【講座名・氏名・年齢・郵便番号・住所・電話番号】を明記し、ハガキ・FAX・メールのいずれかでお申し込みください
締め切り:7月23日(木)必着 ※お申込みいただいた方には、後日詳細をご連絡いたします。
問い合わせ・申し込み先
(公財)山形県埋蔵文化財センター 総務課企画情報室
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301 FAX:023-672-5586
mail:yac@yamagatamaibun.or.jp

9区の遺構精査を進めました。
柱穴と思われる穴を慎重に掘り進めています。

9区では記録作業も引き続き進めています。
断面図を作成しているところです。

重機で7区の表土除去作業も行いました。
7区は昭和30~40年代頃に盛土をしているので、土量も多いです。
近隣の皆さんには、振動騒音と砂埃でご迷惑にならないよう注意しながら進めました。

P3区の遺構検出状況です。大型土坑や溝などを検出しました。

同じ調査区の一角で見つかった石組遺構です。
これから構造や性格を調べていきたいと思います。

調査区は東(P区)と西(M区)に飛び地で分かれています。
現在はこちらのM3区も並行して検出を進めています。

今週は、北側の調査区である6区のクロボク土層の掘下げを行いました。

6区の西側のクロボク土層の下部から、縄文時代中期の深鉢形土器が横倒しの状態で出土しました。
この土器の出土状況から、クロボク土層の下部に土器が捨てられた時の地表面があったことが考えられます。

6区の南側から、楕円形の土坑が発見されました。土坑内の埋土の中間から、平安時代の茶碗(坏形の赤焼土器)が完形の状態で出土しました。
この土坑は、平安時代のお墓だったのでしょうか?

きれいな青空の中、測量作業の上空に、一筋の飛行機雲が見えます。
梅雨入り前の、貴重な青空かもしれません。

今週も調査区(1区)の面整理からはじめました。

25日(木)に福島県文化振興財団の4名の方々が現場視察にいらっしゃいました。
担当者が調査状況などの説明をしました。

調査区(2区)の遺構検出状況を撮影しました。
写真左上の黒土から土器・石器が多く出土しています。

土坑(SK4)直上から土器が出土しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research