先週のトレンチの横にさらにトレンチを入れ、溝が続いていることを確認しました。
溝は地山を含んだ土で人為的に埋められていました。
土塁脇の4本のトレンチいずれからも溝の跡が見つかりました。
溝は現在の地形の段差に沿って掘られているようです。
大きな不定形の遺構を掘り下げると、こぶし大の石がたくさん出てきました。
焼けた土や炭も見つかっています。
寒河江中央地区農免農道整備事業の概要はこちらからどうぞ。
井戸跡から漆器椀が出土しました。木地は劣化して少々柔らかくなっていましたが、ほぼ原型をとどめています。
別の井戸跡の底からは曲げ物が半分ほど残った状態で出土しました。
土器片と共に、炭化物が多量に出土した土坑です。何に使われたのか不明です。
大学生が現場の体験実習を行いました。短い時間でしたが、貴重な体験を積んだと思います。
16-17グリッド集中地点の土器を取り上げています。一つ一つ壊さないように記録を取りながら、土を剥がしていきます。
最後に土器が埋まっていた状態の断面を記録しています。
台風9号が通過した前日(9月6日)、遺跡の北東にはきれいな虹がかかっていました
今週から山側に位置する4区の調査に入りました。調査区内に点在している切株の間を縫うようにして面整理を行いました。
山側から雨水の流れこむのを防ぐため、排水溝を設定しました。今週は台風が接近するため、ブルシートも飛ばされないよう土嚢袋でしっかり補強して台風対策を行いました。
先週に引き続き、包含層の調査を行いました。古墳時代の土師器が出土しています。ほぼ完形の高坏が、倒れた状態で見つかりました。
包含層を掘り下げている様子です。遺物がまとまって出土しています。竹ベラを使用して、慎重に遺物の形を現しました。
土師器の甕・高坏・壺が重なっていました。
須恵器の「はそう」が出土しました。胴部に孔があけられています。残念ながら頸部が破損していました。
いよいよ岩崎遺跡の2次調査が始まります。
まずはこれから約2ヶ月間を過ごす、プレハブなどの環境整備作業の様子です。
重機での表土の剥ぎ取りをおこなっています。調査員が慎重に遺構面を確認しています。
さっそく風字硯(古代の硯)の一部が出土しました。これからどの様な遺構・遺物と出会えるのか楽しみです。
今週もB・C区の調査を行っています。始めに遺構の半分側を掘っています。
B・C区塚状遺構の断面図を作成しているところです。水平に水糸を張り、メジャーなどで測って図面を作っていきます。
炭が集中しています。焼けてボロボロになった礫も混じっていました。
新しく溝を検出し、掘り下げました。土器片や箸が出土しました。
土の色が周りと異なる箇所からは土器が出ています。
上の寺遺跡は農道の建設にともなって発掘調査を行なっています。
事業の概要について は、寒河江中央地区農免農道整備事業のホームページをご覧ください。
それでは、今週の上の寺遺跡です。
B区の遺構を検出した様子です。柱穴や土坑、不定形の大きな落ち込み状の遺構などが見つかっています。
A区の土塁脇にトレンチを入れました。写真奥が土塁です。
土塁から2mほどの位置に、溝が掘られていることがわかりました。土塁に伴う堀なのでしょうか。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research