「村山地方」カテゴリーアーカイブ

八反遺跡2次(7月17日~20日)


全員で調査区の周りの草の除草作業をしました。


三連休中の降雨により、シートで保護した遺構にも、雨水が入ってしまいました。
丁寧に遺構から水をかき出します。


今週も遺構から多くの古銭が出土しました。
まだまだ土の中には多くの古銭が眠っているのでしょうか。


蔵増宮田遺跡(7月17日~20日)


まとまった雨が降ると、水捌けの悪い調査区は、あっという間に水没していまいます。
この日は、排水ポンプで水を抜いた後、土を乾かしてから作業に取り掛かりました。


今週は、調査区全体の壁の清掃から作業を行いました。
遺跡全体の土の堆積状況を確認したあと、必要な土層部分の撮影、断面図の作成を行います。


A区の中央に位置する河川跡と溝跡の調査に取り掛かりました。
まずはトレンチを設定し、どの程度の深さがあるか確認していきます。


A区とB区の間を流れる用水路に、カルガモ親子がいました。


山形城三の丸跡10次(7月17日~20日)


先週は、堀底にある石敷きなどを出しました。
写真は週末にある現地説明会に向けて準備が完了したところです。


週末に現地説明会を行いました。
80人以上の方に参加していただきました。


現地説明会で、出土した遺物の説明をしているところです。


森の原遺跡3次(7月9日~13日)


西側の調査区(2区)より、同じ原石で作られたと思われる石器、
それもカケラと作りかけの石器が4点、約1mの範囲から出てきました。


作りかけと思われる石器です。
石器は、石や鹿の角ハンマーでたたくことによって作られます。
同じ原石と思われるカケラは、この作りかけの石器とくっつくかもしれません。


2区の北端には、中世のころとみられる湿地が拡がっていました。
湿地の縁には、たくさんの杭が打ち込まれていました。
何のために杭を打ち込んでいたのかは、まだ不明です。


2区で発見された湿地の中から、「元祐通寶」という鎌倉~室町時代に使われた古銭が出てきました。


清水西遺跡(7月9日~13日)


見つかった遺構に、石灰で線を引きました。
土の色の微妙な変化を見極めます。


遺構の配置図を作成しています。
白線を図に落とすために、チームを組んで仕事を行います。


以前に試掘したトレンチの跡がくっきりと出ています。
遺物の場所やどこを掘るか等を考えるのに重要なものです。


田向2遺跡2次(7月9日~13日)


調査区(3区)西壁南端から壁面にかかる形で竪穴状遺構が検出されました。
それに伴い、一部拡張を行いました。


拡張した竪穴状遺構の検出写真を撮影しました。
若干ではありますが、遺物も出土しています。


調査区(4区)の溝跡(SD60)から、底に近い位置で、礫とともに、土師器坏などが出土しました。


蝉田遺跡(7月9日~13日)


南北方向に蛇行しながら流れる溝が見つかりました。
幅約60cmで、上面から江戸時代の陶磁器や漆器、また現代の遺物が一緒に見つかっています。
おそらく、江戸時代以降に埋め戻されたのでしょう。


溝から漆器(しっき)が2点見つかりました。
木で作られた器で、内側に赤い漆(左)、外側に黒い漆(右)が塗られています。