「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

山形城三の丸跡第22次(6月21日~25日)


山形城三の丸跡の22次調査が開始されました。作業開始にあたり雇用開始式を行いました。


いよいよ調査開始です。今回は4区画に分け調査を行います。まず、1区の表土を重機で掘り下げました。


遺構を検出した状態です。灰色の土壌は近世の整地層のようです。それを掘りこんで井戸跡のようなものが見られます。


杉沢C遺跡第2次(6月22日~25日)


杉沢C遺跡の第2次調査を開始しました。まずは発掘調査器材をトラックから降ろして調査環境を整えます。


調査区まわりの草刈りを行い、重機による表土除去に備えます。


周囲では、ほ場整備のための工事が同時に進められています。安全に気をつけながら9月上旬まで調査を行います。


水林下遺跡第2次(6月21日~25日)


今週より、今年度あらたに調査する範囲を重機による掘り下げを始めました。1万年前以降に堆積した真っ黒な「クロボク土」から、古代の製塩土器などがぱらぱら出土しました。


昨年度につづけて調査を行う範囲についても、覆った盛り土やシートをはがし、検出面を出しました。


上空から今年度の調査区を、ドローンで撮影しました。右側が北になります。まだ掘削していない北側は、9月以降に掘り下げる予定です。


水林下遺跡第2次(6月15日~18日)


遊佐町水林下遺跡の第2次発掘調査が始まりました。調査の開始式を行い、調査で用いる器材を調査事務所へ運び入れ、いよいよ調査が始まります。


調査を始める前に、調査区や休憩場所周辺の草刈りを行いました。この日は、入道雲が湧き出てきて、カミナリが響いてきました。幸い、雨は降りませんでしたが、早くも夏の様相です。


大型重機で表土を掘削する目前に、表土の厚さがどれくらいなのかを調べるために、調査区の南端部をトレンチ掘りしました。早速、近現代の陶磁器や平安時代の土師器と須恵器が出土しました。


杉沢C遺跡(11月16日~20日)


2回目の空撮を行うため、調査区内の水くみ、清掃を行っています。


天候にも恵まれ、無事2回目の空撮を行うことができました。大型のドローンが使われました。


調査もほぼ終了ですが、最後に少しだけ土器などが出土しました。


調査終了しましたので、撤収作業です。
作業員および関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。


水林下遺跡(11月16日~20日)


調査区周辺の写真撮影と調査区の全体的な測量を行うため、ドローンによる空中からの写真撮影を行いました。調査も終盤になってきました。


石器の出土状況です。グレーの札の付近に石器があります。


旧石器が出土した範囲の全景写真です。一段下がった場所がその範囲になります。
調査はほぼ終了になります。次週は調査区の埋め戻しと、片付けを行います。


水林下遺跡(11月9日~13日)


アラレや雨が降る不安定な天気の中、今週の作業が始まりました。


週の後半は天候も安定しました。
出土した石器の年代を推定するため、専門の方に分析資料の採取をお願いしました。


今週は、一般の方にむけて現場の公開を行いました。
足元の悪いなかお越しいただきありがとうございました。


杉沢C遺跡(11月9日~13日)


配石遺構があり、そのそばから縄文土器が出土しています。


配石遺構の石を移動します。とても重かったですが、皆で協力したところ移動に成功しました。


大きな石はテコで持ち上げ、ブルーシートに載せてから皆で引っ張りました。この方法だとかなり大きな石でも移動できそうです。


深さ2mほどの井戸を掘りました。その後3Dモデル作成用の写真を撮りました。


水林下遺跡(11月4日~6日)


引き続き、石器出土範囲の掘り下げを行っています。


調査区北側に石器が多く出土する地点があります。
石器は出土地点を座標で記録し、写真撮影をしてから取り上げます。


11月に入り、海も荒れてきました。天候も不安定になってきており、冬の到来を感じられるようになってきました。