体験学習:はらっぱ館~縄文時代を体験しよう~(8月8日)


今回は、蔵王みはらしの丘にあるはらっぱ館で「縄文時代を体験しよう」と題して体験学習が行われました。
まず長者屋敷遺跡等、発掘された場所を見て回りました。
みんな真剣に話を聞いています。


火起こし体験では、実際に起こした火で昼食を作るということで、みんな必死で頑張っていました。


アンギン編みをしています。
昔の人の編み物にみんな苦労しながら作品を作っていました。


縄文風クッキー作りでは、クッキーの味にみんな苦笑い・・・。
昔の人は大変だったんだなと、感じていたようです。


森の原遺跡3次(8月6日~10日)


1区の南側では、土器片や石器などが集中して出土しました。


出てきた土器片や石器などの位置について、写真を撮り、さらに座標を記録しました。
その後、これらの土器片や石器などを慎重に取り上げていきました。


1区南側の遺物集中部のなかには、縄文時代の終わりころに使われたと考えられる、
土器片が出てきました。


1区南側の遺物集中部は、黒い土の範囲に限られることがわかりました。


馳上遺跡4・5次・西谷地b遺跡3次(8月6日~10日)


現在の調査区も、調査終盤に差し掛かってきました。
図面や写真撮影が終わった遺構から、次々と完掘していきます。


学芸員資格取得のために、うきたむ風土記の丘考古資料館に博物館実習に来ている学生が、
実習の一環として、発掘調査の体験に来ました。
はじめに調査主任から遺跡や発掘調査についてのレクチャーがあり、
その後、実際に調査区内にて遺構の精査を行いました。
どの学生も、みな真剣に取り組んでいました。


11日(土)に馳上・西谷地b遺跡の発掘調査説明会を行いました。
大勢の歴史ファン、地域の皆様方、報道関係者が来跡され、
これまでの調査成果の説明や報告に熱心に耳を傾けていました。
なお、発掘調査は11月中旬まで続きます。


蝉田遺跡(8月6日~10日)


河川跡の遺構検出を行いました。
場所によって、土の種類(砂・粘土)や色に違いがみられます。
おそらく、何時期かに亘って、流れをかえたことで堆積した土に違いが生じたのでしょう


河川跡の北側で、柱穴(ちゅうけつ)が約20基みつかりました。
直径30~40cmの穴です。
柱を規則的に建て並べた建物の存在が考えられます。


田向2遺跡2次(8月6日~10日)


カマド跡(EL79)から、土師器片・黒色土器片が出土しました。


竪穴住居跡(ST68)の床面(貼床)の剥がしを行いました。
カマド付近の貼床下部から、土師器片が数点出土しました。


竪穴住居跡(ST68)の完掘写真撮影をしました。


調査区(5区)の完掘写真撮影をしました。
今月10日をもって、5月23日から始まった発掘調査は無事終了しました。
ありがとうございました。


蔵増宮田遺跡(8月6日~10日)


先週に引き続き、川跡(SG02)の精査を行いました。
遺物も続々と出土しています。


木製の鍬(くわ)の刃にあたる部分が、調査区の壁沿いから見つかりました。


鋤(すき)も川跡上層から出土しました。
鍬(くわ)、鋤(すき)いずれも古墳時代の農耕具だと考えられます。


八反遺跡第2次(8月6日~8月10日)


石製の紡錘車(糸をつむぐための道具)が出土しました。
直径10cmほどで、中央に棒を通すための穴が開いています。


広い範囲に石が敷き詰められた遺構から、古銭が9枚まとまって出土しました。


石が詰め込まれた遺構から板碑(中世の供養塔)が出土しました。
この他にも同じ遺構から3点の板碑破片が出土しています。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research