堤屋敷遺跡第2次(10月15日~10月19日)

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先週に続いて、西側で検出された溝跡(SD205)の掘り下げを行いました。溝跡は西側で北へ曲がって伸びています。

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底面の砂層から漆器が出土しました。漆がはがれないようにまわりの土を慎重に取り除いていきます。

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漆器のまわりの土を取り除いた状態です。直径9cmの皿で底に台があり、内外面に黒い漆が塗られています。

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4区中央部に位置する竪穴式建物跡(ST253)です。長軸5.5m短軸3.5mで、底面からは2つの柱跡、その間からは焼土のまとまりが確認されました。


岩崎遺跡第2次(10月15日~10月19日)

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10月14日に調査説明会を開催しました。約70名の方がご参加くださいました。

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出土した遺物も展示しました。昨年度出土した分はすでに復元しているので、全体の形が分かりやすくなっていると思います。

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解体した井戸枠です。組み合わせるためのほぞがあります。各段の高さが違っており、非常に複雑な組み方をしていたようです。強度を保つためでしょうか。


行司免遺跡第4次(10月15日~10月19日)

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10/14に、現地説明会を行いました。約75名の方々から参加いただきました。gyouzimen_20071015_2.jpg
溝を全て掘りきったので撮影しました。調査区の東西を流れています。gyouzimen_20071015_3.jpg
写真手前の溝に落ち込むように遺物が出土しています。土器や石、木製品です。

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3枚目の写真のアップです。木の先端が焦げています。


天矢場遺跡発掘調査説明会

発掘調査中の天矢場遺跡を公開します。
ぜひおいで下さい。

日時 平成19年11月2日(金) 午後2時~3時
場所 集合場所・駐車場 埋蔵文化財センター現地事務所
説明場所 南陽市川樋字天矢場 (天矢場遺跡)
成果
天矢場遺跡は、縄文時代の狩猟の場および中世・近世の集落跡と思われる遺跡です。JR中川駅から西へ約500mのところで、鷹戸山と岩部山に囲まれた緩やかな傾斜地に立地しています。
今回の調査では、縄文時代の陥穴や井戸跡・土坑・柱穴、また中世・近世のものと思われる掘立柱建物跡や井戸跡・溝跡・土坑・柱穴等が見つかっています。出土した遺物は少量ですが、縄文土器や石器のほか、中世・近世の青磁や陶磁器片などが出土しています。

備考
天矢場遺跡現地事務所 担当 須藤孝宏 ℡090-1499-1317

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天王遺跡発掘調査説明会

天王遺跡の調査説明会を開催します。
ぜひご参加下さい。

日時 平成19年10月16日(火) 午後2時~
場所 集合場所・駐車場 埋蔵文化財センター現地事務所
説明会場 南陽市大字漆山字天王・塚原二(天王遺跡)

成果
天王遺跡では、主に古墳時代の古墳と中世の集落跡が確認されています。3基の円墳跡と見られる周溝から祭祀で使用した器台などが出土しています。
中世の遺構には掘立柱建物跡や様々な構造を持つ井戸跡が多数見つかっています。置賜地方の古墳時代から中世にかけての社会をうかがい知ることができます。

備考
天王遺跡現地事務所 担当 高橋一彦 ℡090-8423-8057

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Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research