
斜面部のトレンチ調査の様子です。
これまで設定した6本のトレンチでもっとも長いトレンチになりました。

大型の遺構で見つかった焼土の断面です。
酸化して赤くなった部分と、還元で黒っぽくなった部分があります。

大型の遺構がほぼ掘り上がりました。
石や焼土などが多数出土したため、何度も記録を取りながらの調査でした。

天王遺跡は遺構の掘り下げをほぼ終了しました。これは遺跡の全景写真です

掘立柱建物跡や畝状の溝跡等が検出されました。

西側と北側の一部を除いて、大部分が削平されている状況でした。

10月9日に調査説明会を実施しました。多くの方々が来てくださいました。出土した遺物を説明しています。

調査した遺構について説明しています。

10月12日に発掘器材をトラックに積み込んで、調査が終了しました。

4区の大溝跡から出土した遺物の状況です。土層観察用のベルトを掘り下げると、内耳土鍋や石臼の破片が出土しました。

西側に伸びる大溝跡は、掘り起こされて上面が壊されています。トレンチを設定して確認すると、下層では大溝跡が良好に残っていました。

前の写真の下層で確認できた内耳土鍋の破片です。

下屋敷遺跡では、先行して調査する範囲(1区北)にかかる遺構の完掘が終了しました。写真中央部には、井戸跡が2基、浅い溝跡が確認されています。

前の写真の井戸跡(SE6)の完掘状況です。井戸を構成している枠組みが良好に残っていました。また、底面からは曲物が出土しました。

井戸跡から出土した曲物です。大きさは10cm程で柄杓(ひしゃく)の器にあたる部分だと思われます。

横板を組み合わせて井戸の断面写真です。中から捨てられた井戸枠の板材が出てきました。

同じ井戸を完掘した状況です。井戸枠の高さを調整するために、角に石を置いていることが分かりました。

写真撮影のため、井戸の周りをきれいに掃除しています。

来週の現地説明会のために、遺跡の中を掃除しているところです。来ていただく皆様に、気持ちよく見学してもらえるように頑張っています。

深鉢が出土しました。縄目が綺麗に観察出来ます。

先ほどの土器を取り上げている様子です。傷をつけない様に慎重に作業を進めています。

遺物が溝跡になだれ込むような状態で出てきました。写真右側の白いものは火山灰です。

木組みの遺構が出てきました。木棺墓の木材の組み方に類似しております。

谷部分の掘り下げを行いました。現在の地形の段々畑とは異なった段差が見つかりました。
大きな段差の中に階段状の小さな段も見られます。

谷部分の土の堆積した様子を調べました。徐々に谷が埋まって言った様子がわかります。

斜面部分のトレンチ調査の様子です。耕作土のような黒い土が厚く堆積し、整地の跡は見られませんでした。
寒河江中央地区農免農道整備事業の概要はこちらからどうぞ。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research