
画像左側の石列に挟まれた茶色の砂が見えている部分が溝ですが、調査を進めたところ、この下にもう一つ溝があることがわかりました。

調査区の南側の溝から軒丸瓦が出土しました。溝の年代を考えるために重要な遺物です。

調査区の北側の溝を掘り下げたところ、床全体に石が敷かれていました。この溝は画像の右側に続いており、石列は失われていましたが床面の石敷きが残っていました。
11月23日(月)に、押出遺跡第6次調査の発掘調査説明会を行います。
これまでの押出遺跡の調査では、縄文時代前期(約5,800年前)の遺物包含層中から、多量の縄文土器・石器・木製品や、希少な彩漆土器などが出土し、1,100点の遺物が国指定重要文化財に登録されています。
今回の調査でも、同時期の縄文土器や石器が数多く出土しています。ぜひ足をお運びください。

遺物の出土状況

今年度出土した「押出型ポイント」
現地説明会案内(PDF)
日時:平成27年11月23日(月) 13:30~(雨天決行)
調査遺跡:押出遺跡
場所:高畠町大字深沼字舟入(地図)

押出遺跡第6次調査が11月2日より始まりました。
初日はあいにくの雨の中、調査器材の搬入を行いました。

調査に先立って、開始式を行いました。

先行して行っていた表土除去が終了しました。
来週から本格的な調査に入ります。

11月2日から、米沢市に所在する馳上遺跡の第7次調査が始まりました。
建設中の東北中央道のインターチェンジに隣接して整備される道の駅の事業用地が調査の対象です。

発掘は2m×10mのトレンチと呼ばれる溝を、数十か所掘って調査します。

耕作土下の遺物包含層から古墳時代の土器が見つかりました。これから、包含層の広がりを確認するための調査を継続します。

5日(木)にラジコンヘリによる空中写真撮影を行うため、各調査区の清掃を行いました。写真は1区の様子です。

写真のラジコンヘリを使用し、空中写真撮影を行いました。

空中写真撮影後、アルミタワーを建てて各調査区の全景写真を撮影しました。写真は、1区南側(南東から)です。

10月29日に、仙台市地底森ミュージアム・縄文の森広場の職員、ならびにボランティアスタッフと市民文化財研究員の方々が、羽黒神社西遺跡第2次発掘調査の見学にいらっしゃいました。みなさん、大きなフラスコ状土坑をたいへん興味深く見学されていました。

3区と1区の境界付近に位置するフラスコ状土坑の中から、半分が原形をとどめている浅鉢形の土器が発見されました。

秋の深まりとともに、朝の霧もだいぶ深くなってきました。深い霧の中、空撮に向けての清掃作業を行いました。

ラジコンヘリによる遺跡の俯瞰撮影を行いました。
調査も、まもなく終了に向かいます。

最後の追い込みで平面図を作成しました。どうにか金曜夕方までには出来上がりました。これで今年度の調査は終了です。あとは調査区の埋め戻しを行います。

8区南側の完掘状況です。竪穴建物2棟と道路跡の可能性も高い並行する同時期の溝跡などがありました。

8区北側です。右上の丸い石組みは、昨年度調査した井戸跡です。その手前側には、昨年度調査した大溝の続きがありました。予想に反して行き止まりとなり、突き当りは石組みで護岸されていました。さらに手前方向に屈曲する可能性もありますが、近代以降の撹乱により確認はできませんでした。

P-1区西側の遺構検出を終え、全景写真を撮影しました。ここでは調査区東側でみつかった石列の続きや土坑、溝跡のほかに石が集中する地点が検出されました。

各遺構の掘り下げを開始しました。並行して図面の記録作業も行っています。

東西方向に延びる石列です。石と石の間の砂地の部分を掘り下げました。この遺構は水の流れがあった溝跡とみられ、これから詳しく調査していきます。

10月31日と11月1日の2日間、上山市で開催された産業まつりに、埋文センターも参加しました。上山市内から出土した土器や石器などを公開する展示ブースを設け、来場者のみなさんに見ていただきました。

いつもは、センター参観デーや小学校などで行うことが多い勾玉作り体験ですが、今回は子どもたちに限らず、大人の方にも人気で、沢山の方に参加していただきました。

弓矢体験も大盛況でした!

今週は雨が降り続き、不安定な空模様の一週間でした。
1区西側の個別遺構の掘り下げの様子です。遺構から土器・石器が出土しています。

2区竪穴住居跡(ST202)から土版が出土しました。
この住居からの出土は2個目になります。


31日に、今年度2度目となる発掘調査説明会を行い、後半の調査成果を公開しました。地元の方を中心に50名以上の方々に来跡していただきました。天候不良の中、ありがとうございました。
1区の竪穴住居跡の3次元モデルを作成しました。
床面や壁の細かい凹凸まで観察することができます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research