発掘前に、主任より説明がありました。旧石器時代の遺物が出ると予想されます。
遺物が出た際の注意事項等もあわせて説明しました。
土が乾き、地面の様子が分からなくなるのを防ぐためにブルーシートをかけます。
皆で力を合わせないときれいに素早くかけられません。
調査区沿いにトレンチを堀り、土の厚さを調べます。
場所により深さが違うので、慎重に掘ります。
面整理が終わったところから、昔の人々によって土に刻まれた跡である遺構を検出していきます。
遺構は、土の色や質感の違いから見分け、線を引いていきます。
検出した遺構の全景写真を撮影しました。
写真の中央部付近で、黒っぽい色をした方形(四角形)状の場所がありますが、
どうやら竪穴住居の可能性があります。
遺構検出の全景写真を撮り終えた場所から、調査区内にグリッド杭を打ちました。
杭は、あらかじめ設定した場所に、トータルステーションという測量機器を用い、格子点状に打っていきます。
グリッド杭は遺構や遺物が調査区のどこにあるかを示す重要なものです。
調査区(3区)の面整理後、検出した遺構に水で溶いた石灰で、遺構のラインを書いていきます。
ライン引き後、調査区(3区)の全景写真を撮りました。
遺構の掘り方について説明をしました。
今週から、本格的に遺構の掘り下げを開始しました。
遺構からどんな遺物が出土するのか楽しみです。
遺物包含層の掘り下げを行っています。
上の写真の場所からは、同一のものと思われる須恵器片がまとまって出土しました。
今週も遺構検出を行いました。
写真はA区北東部分の検出状況です。
検出された遺構を一つ残さず、登録していきます。
表土除去が約半分終わりました。
あと半月同じ作業が続きそうです。
幅約3mで東西方向に流れる溝が見つかりました。
溝の上面から平安時代頃と思われる土器も見つかっています。
調査区内に溜まった水の排水作業を行っています。
地形の低い箇所に水中ポンプとホースを設置し排水します。
これからの雨季が心配です。
6月4日から蔵増宮田遺跡の発掘調査が始まりました。
初日は開会式やオリエンテーションを行いました。
本格的な調査を開始する前に、調査区周辺に縄を張る等、安全確保の為の環境整備を行います。
調査区の東側から、重機での表土掘削に入りました。
河川跡や土師器、須恵器甕(かめ)の剥片などが、徐々に見つかっています。
調査区の東端にあるD区の遺構の平面図を作っています。
梅雨に入る前ですが、日差しが夏のように暑いです。
D区の作業風景です。
遺構を掘る作業と、測量しながら図面を作成する作業です。
仕事は順調にはかどっています。
D区から約150m西にあるB区の作業風景です。
手作業で遺構を慎重に掘っています。大きな溝がでてきました。
堀跡の地表面から約1メートル50センチぐらいの高さでは、炭化物と木製品が広がる層が確認されました。
排水をしながらの作業となります。
汲んでもすぐ水が湧き出てきます。
堀跡からは漆器の椀や下駄、建物の部材などが多く出土します。
写真は完形で出土した漆器の椀です。
6月3日にセンターの公開講座「遺跡を掘ってみよう!」が東根市八反遺跡で行われました。
絶好の発掘日和の中、山形県内や福島市からの参加者を迎えました。
最初に、発掘する遺跡や方法などの説明がありました。
発掘をする前に、これまで出土した遺物の説明を受けました。
どんな遺物が見つかるのか楽しみです。
実際に現場で発掘体験です。
調査員に教えてもらいながら、恐る恐る土を掘り始めていました。
段々掘り方も上手くなってきました。
汗を拭いながら集中して発掘する姿は未来の考古学者です。
たくさんの土器を発掘することができました。
皆さん発掘作業の大変さと楽しさ、文化財の大切さを実感してくれたようでした。
この度は多数の申し込みをいただきありがとうございました。
センターでは他にも色々なイベントを企画しています。
皆様のご参加をお待ちしております。
馳上遺跡第4・5次、西谷地b遺跡第3次発掘調査が5月30日から始まりました。
調査に先立って、事務所で開始式やオリエンテーションを行いました。
調査工程が複雑なこともあり、調査主任が調査方法や調査区の概要についての説明をしました。
重機で表土の除去が終わった場所から、ジョレンを使って面整理を始めました。
まだ少量ですが、奈良・平安時代の土器片が出土しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research