
A区の東西にのびる溝跡の東側から、完全な形のまま残った「かわらけ」が見つかりました。
「かわらけ」とは釉(うわぐすり)をかけていない皿の形をした素焼きの土器をいいます。

B区からもA区と同じように、集石がたくさん見られます。
写真は同じ種類とみられる石が、東西の一直線上に並んでいる様子です。

先程の集石のすぐ東側からは、やはり同じ種類の石が一面に敷き詰められている遺構が見つかっています。

調査区(3区)西側の掘立柱建物(SB36)の撮影準備の様子です。

調査区(3区)の掘立柱建物の完掘写真を撮影しました。

調査区(4区)の溝(SD60)から内外面黒色処理された坏が出土しました。
時期は10世紀代と考えられます。

今週も、地道に「掘る・削る」遺構検出作業を行っています。
少しずつ遺跡の様子が見えてきます。

柱を規則的に立てならべた掘立柱(ほったてはしら)建物の痕跡がみつかりました。
9本の柱で建てられ、縦横ともに約3mで比較的小型の建物です。
倉庫として利用されていたのでしょうか?

江戸時代頃と思われる煙管(きせる)の吸口(すいくち)が見つかりました。
煙管はたばこを吸う道具で、吸口は口にふくむ部分(細い方)になります。

今週は、調査区全体の検出状況の写真撮影に向けて、作業を進めました。
写真の黒土部分は河川の跡です。

B区の全体写真を撮影しました。
西側(写真手前)に住居とみられる遺構が確認できます。

先週までのトレンチ調査により、西側の遺構確認面の多くは削平されていることがわかりました。
東側は遺構が確認できると考えられる層まで、再び重機で掘り下げました。

土を丁寧に削り、遺構を探しています。

基本層序の断面図を作成しました。
普段何気なく暮らしている地面の下に、その土地の成り立ちが隠れているんですね。

D-1区西部の竪穴住居跡の調査に着手しました。
十字のベルトを残して、土の様子を確認しながら慎重に掘り下げます。

D-1区の竪穴住居跡西側にある、大型建物跡と思われる柱穴です。
底にはいずれも直径約1mでそれぞれに50~60cm大の礎石があります。

C-1区では先週掘り下げた土坑をさらに掘り下げました。
現れた石の列の下にまだ石があります。

先週も悪天候で足元がぬかるむなか、ベルト部分の掘り下げを行いました。

堀底から30cm程度上の層から、陶磁器や木製品が出土しました。

堀の中層あたりから、文字の書かれた石が出土しました。
何のために書かれていたのでしょうか?

スライドを使って縄文時代の勉強です。
鮭川村に約31か所もの縄文時代の遺跡があることにみんな驚いていました。

弓矢の体験ではみんな上手に矢を飛ばすことが出来ました。
次々と動物たちが倒れていきます。

汗だくになりながら頑張って火起こしに挑戦です。

やっとの思いでついた火にみんな本当にうれしそうです。
5月に行われたセンター所内での研修に引き続き、発掘調査現場での研修が行われました。

研修のはじめに、蝉田遺跡の齋藤主税調査主任より、遺跡の概要の説明がありました。

午前の部では実際に全員で土を掘り分布調査の方法を研修しました。
掘ったところで、遺構の見つけ方や堆積の確認をしました。

午後の部では、全員でジョレンという道具を使って、遺構検出の方法を研修しました。
山形県立上山養護学校の生徒7名が2週間の職場体験をしました。

遺物の洗浄作業です。丁寧に洗ってくれました。

センターのイベントで使用する粘土細工をつくりました。
個性豊かなハニワ等たくさんできました。

暑い中センターの環境整備として中庭の草取りをしました。
最後に花の種を植えました。
センター参観デーの頃にはきれいな花が咲いていることでしょう。
その他にも図書の整理作業、展示用具の作成など頑張って仕事をこなしてくれました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research