
7月2日の週に紹介した、同じ種類とみられる石が東西一直線上に並んでいる遺構です。
拡張してみると、約15mもの長さにのびているようでした。

石器の種類の一つ、くぼみ石が見つかりました。
どんなことに使われたのでしょうか。

ラジコンヘリによる空中写真撮影を行うため、調査区(B区)の面整理を行い、当日に備えました。

調査区北東部分の遺構検出作業を行っています。
比較的地形が高く、遺構・遺物が多く見つかっています。

以前ご紹介した土坑の北側(写真では上)に、同じように土器の破片と火山灰がはいった遺構(SK1)が見つかりました。
東西約1.6m、南北約8mのとても大きな遺構です。

大型の土坑(SK1)の上面には、平安時代頃の土器(土師器・須恵器)が壊れた状態でたくさんみつかっています。
素材がやわらかい竹材のヘラで土器を傷つけないよう土を取ります。

C-1区出土の石組をさらに掘り下げています。

新たに調査に入ったC-3区の状況です。

C-1区の石組み出土状況です。
ここまで掘り下がりました。

炭化物を含む範囲に十字ベルトを設定し、掘り下げました。
すり鉢状に深くなったので、作業を手分けして進めました。

図面作成にも慣れ、記録作業も順調に進みました。
来週中に西区の調査を終了する予定です。

東調査区の表土剥ぎに先駆け、一部にトレンチを掘り始めました。
コンクリート下の表土は非常に固く、難儀しています。

A区中央にある、川跡の調査に取り掛かりました。
西の川(SG1)は比較的浅く、川辺部分に沿って土器が出土しています。

隣接する東側の川(SG2)のトレンチは、かなりの深さとなりました。
川底の砂層から流木や遺物が出土しています。

土師器の甕(かめ)も、出土しました。

流木の下から、棒状の木に樹皮の紐が巻かれた木製品も出土しました。
なんの用途で使われていたものでしょうか。

最終週ということで、上空から調査区の全景を撮影しました。

三の丸10次の調査区と国史跡三の丸土塁跡(写真奥の森)を一緒に写した写真です。
10次調査区と土塁跡の間に十日町口の城門があったとされています。

最後に、堀の掘方を確認するために、石敷きをはずして地山層まで掘り下げました。

三の丸10次調査の参加者で記念撮影をしました。
みなさん、大変な調査本当にお疲れ様でした。
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開催中です。
より多くの方々に楽しんでもらうため、展示期間を8月22日(水)まで延長いたします。

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休日:土・日・祝日
場所:山形県埋蔵文化財センター 地図
ぜひ来てください。
お待ちしています。

調査区の壁面が乾燥し、崩れるのを防ぐため、ブルーシートで養生し、
さらに土のうを壁面沿いに積み上げました。

遺構検出状況の写真を撮影しました。
調査区内で、黒色土が広がっている区域が確認できます。
この範囲からは土器片や炭化物が多数出土しています。

写真撮影後、黒色土の範囲を,土層観察用のベルトを設定し、少しずつ掘り下げました。
多数の土器片や炭化物が混じっているものの、明確なプラン(遺構の形)が見えてこないため、
今後集中的にこの遺構の精査を行います。

未加工の石刃です。
刃渡りの長さを調べるために定規を置いています。

遺構の白線も多くなりました。どんな営みが行われていたのでしょうか。

縄文時代の土器や石器です。
土器の文様から県内では数少ない早期(約6,000年前)のものと思われます。

2区の中央部付近から、いくつかの石器や土器が出土しました。

2区の地層を調べるために、壁沿いにトレンチを掘りました。
地層を調べると、2区は、ひとむかし前は田んぼであったり、湿地が広がっていたり、
洪水などで土砂が積もったりしていたと考えられます。

調査区の表面を、丁寧に薄く削ることによって、土の色や質の違いがはっきりします。
むかし掘られたあなの跡などが見えてきます。
また、土器や石器が顔を出すことがあります。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research